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書評や日々のことを記録していくブログ

『ITシステムの罠31』を読んだ

amzn.to

ユーザー企業でのシステム開発にありがちな内容の説明と経営層、システム部門、ユーザー部門の切り口でどうすべきかといったポイントを解説してくれる本。

 

今の自分はユーザー企業でシステムの置き換えを担当している。その立場で重要だと思ったことは、「大量の不要帳票を運んで、新システムへの引っ越し代が高額に」と「セミオーダーを選択してカスタムオーダーよりも高くつく」の章。

 

正直、この罠にはまってしまっている。

とりあえず、よくわからないから、現行であるものを削除すると何を言われるか、といった理由でなかなか機能を削ることができず、また、パッケージのカスタマイズをこれでもかと要求してしまう。

 

ビジネスをパッケージに合わせることの重要性や意味はわかっているが、自分にその権限はなく、後々言われることに対して消極的になり、あれもこれもが積み重なる。

 

ベンダーにも悪いと思うけれど、止められない。

本当に、もうどうにもとまらない。

 

できる人はこの状況をどう打破するのか、いろんな本を読み(本書もその一つ)、知識や知恵を探しているが、それだけではやっぱり駄目で、自分で考えて自分で行動するしかないのもわかるけど、それも時間がない。毎日続く要件定義の会議、終了後は次の会議の準備と通常業務。家に帰るのも日をまたぐ毎日。(今日は有給休暇!!)

 

落ち着いて、ゆっくり考える暇がない。前向きになれず、日々後悔が続く。